おデブ脱却の旅

アラサー独身女のだいえっとぶろぐ

人は鏡を目の当たりにした出来事

ちょっと前に母が髪を染めた

今まで見たことのないようなハイトーンに

聞けば自分でブリーチしたという

見慣れないからなのか単純に似合わないからなのか

どう反応したらよいか困った

動揺しながら出た言葉は「明るくしたんだね!」のみ

 

だがしかし家族は正直だ

 

「何その頭!?('◇')」

「何があったの・・・?」

 

きっと母も自覚があったのだろう

皆の反応に不満丸出しのキレ気味だった

 

「見慣れないからだよきっと」

 

私はそう庇うのが精一杯だった

はっきり言ってチャイルドプレイのチャッキーみたいな髪色だ

お腹がよじれそうなぐらい自分の部屋に戻って笑った

 

前から金髪にしたいとは言っていたけれど

イメージする色はブロンドに近い色のはずだった

美容室でやってもらったほうがいいとあれだけ言っていたのに

ケチな母は市販のブリーチ剤で挑んだのであろう

チャレンジは大失敗に終わった

 

そんな出来事があった矢先に父の会社の人たちと会う機会があった

母と私以外は酒を飲んでベロベロ状態

会社の人が「奥さん髪色が!」と髪色に触れた際に父が

「なんだかいい年して色気づいちゃってね~!」と返したのが気に食わなかったらしい

 

昨晩そのことを食事中に持ち出してきた

最近酒を飲むと確実に絡み酒になる母

私は「はじまりました」と心の中でつぶやいていた

 

「だってそうでしょう?年齢に見合った髪の色じゃないと思うけど」

父はバッサリ言った

 

「私よりすごい髪色の人なんて沢山いるじゃない!!」

母は激高した

 

「会社の人もすごい色になってましたねって言ってたよ」

父が言うのも無理はない、まじで一昔前のヤマンバギャルみたいな色だから

 

「なにそれ!私の知らないところで私の事馬鹿にしてるってこと!?」

はいキタコレ敏感センサー発動

 

「馬鹿にしてないって、そんなに気になるってことは

  自分でも失敗したなって自覚があるってことじゃないの?」

核心に迫る父

 

「失敗したなんて思ってない!」

図星。だが認めない母

 

「じゃぁいいじゃん、自己満なんだから。

 俺は馬鹿にしてないし自分で満足してるならそれでいいよ」

その後父は知人に電話をかけるために席を外した

 

のだが、私にとばっちりが来た

 

母の主張は以下の通り

 

・父は私の事馬鹿にしてる

・どれだけ人を下に見れば気が済むんだ

・私がいないところでみんなで私の悪口を言っている

・母親が馬鹿にされているかもしれないのに

 お前はそれを聞いていて何も思わないのか平気なのか

・一緒になって私を馬鹿にしていることになるぞ

 

ヒートアップしてチャッキーみたいに髪の毛が逆立っている

笑いを堪えるのに必死だった

 

父の電話が終了したところで話し合いが開始された

 

確かに人前で「色気づいて~」という発言は酔っていたにしろ

良くなかった、悪かったと父が謝罪した

 

「みんなで私を陰で馬鹿にして笑いものにしているんだ!」

母の被害妄想は止まらない

 

「だから馬鹿にしてないし、そういう被害妄想が出てくるのはやっぱり自分の髪の毛の色が失敗だったと自覚があるからじゃないの?」

再び核心を突く父

 

お腹がよじれそうである

必死にほっぺを噛んで笑うのを堪えた

 

父の発言は確かに良くなかったものだ

それを父は認め今謝罪した

だがしかし自分を大切にしてほしいのであれば

日頃から母も父に対する態度は改めるべきだと私は言った

 

母は納得いっていないようだったが話し合いはそこで終了した

 

急に髪をハイトーンに染めたと思えば

美顔器を購入したり(ケチだから安いやつ)

海外の怪しいダイエットのサプリメントを飲んだり

海外のよくわからないセンスの服を買い

ケバいメイクを毎日施している

はっきり言って色気づいている(笑)

 

母はきっと昔から自信がないのだろうな、と思った

自信がないから人目を気にして疑うのだろう

家族に対してもそう

自分が自信を持って家族を大事にしていないから

自分が大事にされていないと被害妄想に走る

 

父が自分を馬鹿にしていると思うのは

母が父を馬鹿にしている態度を取っているから

 

実際に母は日頃から父に対して当たりが強い

 

若い付き合いたてのカップルがそれをすれば

ツンデレ」などのかわいい言葉で表現されるのかもしれないが

50も過ぎたいい大人がそれをすればただの「ひねくれ者」である

可愛くも愛おしくもない「何だこいつ」でしかない

 

昔から「自分のしたことは全部自分に返ってくるんだからね」と

母は口を開けばいつも言い聞かせてきたのに

 

一字一句その言葉を返してあげたい

返したところで事の真意は伝わらないだろうけれど

 

「親の事馬鹿にして何様だ」とキレられて終わるのが目に見えている

 

最近はそんな母の事を精神が子供のまま

歳を重ねてしまったんだなと思っている

そう考えるとちょっとかわいそうだよね

全部周りのせいで自分は被害者という思考の持ち主

 

【人は鏡】を目の当たりにした出来事でした('ω')